今日は、アイリス第3話の最初のセリフより翻訳の練習です。

 

最初のシーンから。

 

ごく簡単なセリフですが、日本語ならではの表現があり、

字幕を見るとさすが上手く訳してるんだなぁと感心してしまいました。

 

北の核物理学者ホン・スンリョン(홍승룡)が亡命するために、

NSSの要員達と一緒にバンに乗り

逃げているところから第三話が始まります。

 

突然響き渡る銃声。

 

運転手が頭を撃たれてしまいます。

 

撃ったのは、遠くからライフルで狙っていたビック(빅)

NSS要員は呆気なく銃でやられてしまいます。

ホン・スンリョンに近寄るビック。

そこからのセリフです。

 

【セリフ】

홍승룡  :   …다…당신…누구야 ?

빅 :  …

홍승룡 :  ….뭘?

빅 :   알잖아. 뭔진…내라.

홍승룡 :  왜 이러는 거야 ?

                 대체 뭘 달라는 거야 ?

【私の訳】

ホン・スンリョン:だ・・・誰だ、お前は?

ビック : (無言で何かを出すように手で合図するビック)

ホン・スンリョン : 何を?

ビック : 分かってるんだろ、何か。出せ。

ホン・スンリョン : どうしてこんなことを?一体何が欲しいんだ!!

【字幕訳】

ホン・スンリョン:お前・・・何者だ?

ビック : (無言で何かを出すように手で合図するビック)

ホン・スンリョン : なッ?なんだ?

ビック : 分かってるだろ。出せ。

ホン・スンリョン : 何のことだ?何が望みだ?

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ポイントはここっ!!

홍승룡  : …다…당신…누구야 ?

ホン・スンリョン:お前・・・何者だ?

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「누구」という単語は「だれ」という意味ですが、

日本語には「何者」という単語もあります。

 

「何者」とは、自分にとって得体が知れない人、

自分にとって前情報が全然ない人を指していう時に使いますよね。

 

大体、相手に不信感を持って言う時が多いんじゃないでしょうか。

 

何も知らない人が突然現れて、

自分には考えつかないようなすごいことをしたり、

このシーンみたいに自分を殺そうとしたり、

あっと驚くようなことをしたりした後、

その人の正体を知りたい時に使うんじゃないでしょうか。

 

英語でも「who」という一単語しかないので、

やっぱり日本語は難しい><

 

こういう時に、パッと「何者」という言葉が出てくるようになると、

ちょっとは翻訳家に近づけるんでしょうか。。。

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