シヨン城の見学を終え、モントルー市内を少し見物することにしました。

湖畔に車を止める所があったので、駐車をしてレマン湖沿いを散策することに。

 

ここでちょいとスイスについての基礎知識をお話すると。。。

スイスは連邦国家で、26の州が集まり1つの国をなしています。

 

各州ごとに異なる特徴と自治権を持っていますが、

スイスの最も大きな特色は1つの国であるにも関わらず、

使用言語が4種類あるということ。

公用語はドイツ語、フランス語、イタリア語、そしてロマンシュ語と分かれます。

高速道路を走っていても、フランス語圏を走っている時は

“出口”という単語はフランス語で書かれていましたし、

またドイツ語圏を走っている時はドイツ語で書かれていました。

 

これはスイスが、ドイツ、フランス、イタリア、オーストリア、リヒテンシュタインという

5つの国に囲まれた内陸に位置することと大きく関係しています。

中でも南側と西側は山脈が多いのに比べ、

ドイツに接している北側は平野が連なり、交通の便もいいため、

スイスは地形から見てドイツの影響を最も受けてきたということがいえます。

 

そのため、使用言語も国民の約6割がドイツ語を使用しているそうです。

 

そうは言っても 国名さえ、フランス語の“スイス”、ドイツ語の“シュバイツ”

イタリア語の“シュヴィーツェラ”、ロマンシュ語の“シュヴィズラ”

分かれているのですから、1つの国なのになんとも複雑で不思議なものです。

標識を見ても、4つの言語が併記されているから驚きです。

また4つが併記できない時のために、ラテン語の国名も用意されています。

ラテン語では“コンフェデラティオ・ヘルベティア”
この名称がスイスの正式な国名と言えますが、

長いので略してCHと表されています。

 

さて。基礎知識はこのくらいにしてモントルーの話に戻ります。

ここモントルーはヴォー州に属していて、使用言語はフランス語になります。

 

モントルーは18世紀後半から19世紀にかけて

英国貴族の間で流行ったスイス旅行の定番コースだったそうです。

貴族たちは馬車で平地を走り、山道になるとロバの背に乗って

1日がかりでやってきたそうです。

 

スイスで最初にホテルができたのもモントルー。

今では世界に名高い高級リゾートとして知られているようです。

 

ちなみに、こちらは四つ星の「スイスマジェスティックホテル」

1870年に創立された歴史を感じさせるホテルです。

こちらに泊まったわけではないんですが^^:

目にとまったので思わずシャッターを押してしまいました。

 

 

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また、ここモントルーでは毎年7月にジャズ・フェスティバルが開催されるようです。

 

この鮮やかなピンクの乗り物はバスですよね?

車をレンタルしたので交通機関をまったく使っていない私は詳しくは分かりませんが、

オレンジやリンゴの絵が書かれたポップでカラフルなバス。かわいい♪

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前の記事で紹介したシヨン城へは、レマン湖沿いの道を歩くと40分で行けるようです。

 

花がたくさん咲いていて散策コースにはちょうどいい場所です。

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色とりどりのお花が咲いていて、とってもキレイ。

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ゴミ1つ落ちていないスイス。

最初はただのゴミ箱かな~と思いましたが、

ゴミ袋をよく見ると動物の絵が描いてありました。

もしかしてフンを捨てるために置かれているのかな!?

日本や韓国では、飼い主が散歩するときに袋を持って始末しているけど、

フン専用のゴミ箱があるなんてすごい!

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レマン湖を見ながら、湖沿いの道をゆっくりと歩いていきました。

 

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沖縄を感じさせるようなリゾート地に咲く花や木々も見られます。

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真っ白な鳥が誰にも邪魔されることなく、レマン湖の上空を軽やかに飛んでいます。

山の中腹には小さな家々が連なっています。

韓国では、どこへ行っても高層アパートばかりなので、

こんな自然の中にこじんまりとした家が連なっているのを見るだけでも心が安らぎます。

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ボート乗り場の小さな桟橋にもカモが2匹くつろいでいました。

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カモが優雅に泳いでいます。こんなに素晴らしい景色を毎日見ながら

ゆっくりぷかぷか浮かぶカモさん~羨ましいよ~

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こちらは「クイーン」のボーカリスト、

フレディ・マーキュリー(Freddie Mercury)の銅像

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フレディ・マーキュリーは1946年、東アフリカ・タンザニアにある

ザンジバル島のストーン・タウンに生まれ、

イギリスでロックミュージシャンとして活躍しました。

1991年、HIV感染合併症によるニューモスチス肺炎にかかり、

45歳という若さで亡くなりました。

彼は1978年、アルバム制作のため、ここモントルーを訪れた際に

モントルーの美しさと風景に魅了され、

アパートとレコーディング・スタジオを購入したそうです。

 

今でも多くのファンがフレディを愛し、この銅像を見に訪れているのでしょう。

 

銅像の足元には、たくさんの花が供えられていました。

 

片手を上げ、片手にマイクを持ち、険しい表情を作っている彼の銅像からは

ただの銅像なのに、なぜかパワーと迫力がみなぎっているのが感じられます。

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旦那は大学のころ、ブリティッシュ・ロックが好きだったので、

フレディの銅像を見て軽く興奮していました。

 

銅像の近くの広場でくつろいだり、おしゃべりを楽しむ人々の姿が見られます。

私たちもここで一服。

こんな美しい景色を見ながら、ぼーっと座っているとまるで時間が止まったみたい。

仕事のことも何も考えずに安らげるこの至福のひととき。

あ~~帰りたくない~~!!

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時間は3時にさしかかろうとしていました。

朝、バイキングで朝食をとってからお菓子しか食べていなかったので、

マクドナルドで簡単に昼食を済ませました…が、

マクドも恐ろしく高くてひっくり返りそうになりました。

韓国でなら、2食分くらい食べられそう^^:

テキサスチリバーガーセットとナゲット6ピースを注文しましたが

18.4CHF(約1800円)!

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ケチャップも当然のごとく有料です。(0.2CHF)

スイスでは“タダ”という概念はないようです。

何かをもらうためには必ず相当の代金を払わなくてはいけないのですね。

いつも韓国ではタダで3つくらいケチャップを頂く私たちですが、

今回は1つで我慢です^^;

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テラスで食べている時に見たスズメ。

日本や韓国ではハトが寄ってくることが多いですが、

こんなにかわいいスズメなら寄ってきても抵抗なし^^

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お友達かな?2人で仲よく何を話しているのでしょうか。

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マクドを出て少し歩いたところに、こんな涼しげな噴水がありました。

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腹ごしらえをしたあとは、レマン湖沿いのメインストリートである

グラン通り(Grand Rue)に行って、お土産屋さんや雑貨屋さん、

服屋さんを見て回りました。

また雨が降りそうだったので、とりあえず高かったけど傘だけ購入し

次の目的地ベルンへと向かいました。

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モントルーへのアクセス

 

ジュネーブから列車で約1時間5分。

ローザンヌからは20~30分。

インターラケンからは2時間10分。

ヴヴェイへは列車で5~10分。

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