やっとやって来ました。

 

「チュクノクウォン(죽녹원)」

 

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さっきの「官房堤林」のすぐ近くにありました。

 
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「竹(たけ)」は韓国語で「대나무(テナム)」
「竹(チク)」と音読みすると「죽(ジュク)」

よく考えてみたら、私の実家のすぐ近くも「竹」で有名なんです。
だって・・・

住所が「竹の里」ですもん((´∀`*))((´∀`*))((´∀`*))

なんで韓国で、しかもわざわざこんな遠いところまで来て、

「竹」を見に来たんだろ???

 

でもやっぱり「竹」はいいです
なんといっても、竹から出てくる「マイナスイオン!!」
癒しの効果抜群ですよ。
実際看板にも書いてあったし。

ここからは「チュクノクウォン」の看板に書いてあった

「竹林浴」の効果についての引用です。
訳してみました。

ちょっと読みにくいところもあったので、間違っているかもしれません。

 

①음이온 발생
음이온이란 전기를 띤 눈에 보이지 않는 미립자로 마이너스(-)전기가
음이온이다.음이온이 공기1cc당 1,000개 이상으로 풍부해지면 뇌에서
알파(α)의활동을 증기시켜 천식과 편두통의 원인인 걱정과 긴장을 완화시켜 준다

マイナスイオン発生
「マイナスイオン」と言うのは、電気を帯びた目に見えない微粒子で、負の電気だ。
マイナスイオンが空気1cc当たり 1,000個以上になれば、脳からアルファ(α)の活動を
蒸気させ、喘息と偏頭痛の原因である心配と緊張を緩和させてくれる。

②풍부한 산소 방출
대숲속에 들어가면 시원하다.실제대숲안과 밖의 온도는4℃~7℃ 가량
차이가 난다. 이는 대숲 1ha당 1톤의 이산화탄소를 흡수하고 0.37톤의 산소
를 발생학 때문이다.그래서 담양의 밤 하늘이 전국에서 가장 맑고 깨끗한 그장중이 하나이다.

豊かな酸素放出
竹林の中に入れば涼しい。実際、竹林の中と外の温度は4度~7度ほど違う。
これは竹林が1ha当たり 1トンの二酸化炭素を吸収し、0.37トンの酸素を発生するためだ。
したがって、タミャンの夜空は、全国で一番澄んでいてきれいな場所の中の一つだ。

③정신안정 효과
사시사철 푸르른 대나무는 그 푸르음으로 인하여 뇌파를 발생시켜
스트레스해소 신체 정신적인 이완운동、심신의 안정을 가져오고 행복감과
편안감을 증대시켜 준다

精神安定効果
四六時中、青い竹は、その青さによって脳波を発生させて
ストレス解消、身体精神的な弛緩運動、心身の安定をもたらし、
幸福感と安らぎ感を増大させてくれる。


④지조와 절개의 상징

대나무는 예로부터 사군자의 하나로 지조와 절개의 상징이었다.
부러질지언정 꺾이지 않는 대나무의 곧음은 선비정신이며,사계절 변함없이
푸르름은 일편단심을 뜻하여 가족,친구,연인과 함께 대숲속을 거닐면
사랑과 우정을 돈독히 할 수 있다.

志操と節操の象徴
竹は昔から四君子(東洋画で高潔な君子に例えてかく梅、菊、蘭、竹)の一つで
志操(守って変えない志。堅いみさお)節操(信念をかたく守って変えないこと)の象徴だった。
折れそうで折れない竹の真っ直ぐさは、士精神であり、四季相変わらず
青さは、一途な心を意味し、家族、友達、恋人と一緒に竹林の中を散策すれば、
愛と友情を深められる。

それに、ここはドラマやバラエティの撮影地にも結構たくさん使われているところなんです。
韓国人なら、行ったことはなくても誰でも知っているところ。

入口で切符を買ったら、すぐ近くにこんなかわいらしいパンダの置き物が・・・

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そして勢いよく水をはじいている「水車」

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「水車:すいしゃ」は韓国語で「물레방아」です。

そして少し歩いていくと、展望台がありました。

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さっきの「川」に沿って、「官房堤林」がずーっと長く道を作っているのが見えました。

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このように上から見ると、さっきとまた違った風景が見られるんですね。

そして、やってきました!!

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雰囲気ありますよね!!竹の深い緑に囲まれて竹の道がずっと続いています。
静かで、とっても涼しい。

竹は「天」に向かって、高く高く背を伸ばしていきます。
どこまで伸びていくんだろう・・・。
顔を思いっきり上に上げて、竹の先端を探します。
すると、竹と竹の間から、明るくて優しい日の光が差し込んできました。

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竹にも色々種類がありますが、もっとも人々に親しまれているのは

「マダケ」といいます。
韓国では「진죽(眞竹/ジンチュク)」というそうです。
ちなみにアメリカでは「GIANT TINBER BAMBOO」、中国では「五月大竹」。

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映画「アールポイント(알포인트)」と、
ドラマ「イルジメ(일지매)」もここで撮影されたそうです。
看板がありました。
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このチュクノクウォン、かなり広くて、荷物を持って歩くのに限界。
「정자(ジョンジャ)」という休憩所でちょっと一息。
中に3つの休憩所があります。

죽향정(チュクヒャンジョン)、예향정(エヒャンジョン)、의향정(ウィヒャンジョン)。

「ジョン(정)」「ジョンジャ(정자)」
日本語では「東屋(あずまや)」「亭(ちん)」と言いわれるものに似ている。
これは四方の柱だけで、壁がなく、屋根を四方葺きおろしにした小屋のこと。
日本では庭園などの休憩所とされます。

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これも休憩所だけど、小屋みたいになってます。

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この「チュクノクウォン」には、道に名前がついています。

죽마고우길・・・幼馴染/竹馬の友の道
운수대통길・・・運が大きく開ける道
선비의 길 ・・・ソンビ(学者・学問を修める者)の道
철학자의 길・・・哲学者の道  ←なんか京都の銀閣寺「哲学の道」と同じネーミングだ!!
추엉의 샛길・・・思い出の道
사랑이 변치 않는길・・・愛が変わらない道


この「チュクノクウォン」には、ノムヒョン(노무현)故前大統領も訪れたそうです。

この↓の通り、

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「사랑이 변치 않는길・・・愛が変わらない道」と、「운수대통길・・・運が大きく開ける道」
「추엉의 샛길・・・思い出の道」の分かれ道がありました。

「운수대통길・・・運が大きく開ける道」を通ってきたので、2つの道のうちどちらか一つを
選ばなければならないんですが、私一人だし寂しすぎ(ノ゚ロ゚)ノ ≡≡==U’ェ’:;’:┃
そうでなくても、さっきから、カップルが何組かいて寂しかったのに
でも「愛が変わらない道」には、人口滝があったので、その写真を撮るためそっちの道を
少しだけ歩いてから、「思い出の道」に引き返しました。

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都度都度休憩を入れながら、てくてく歩いていくと・・・
こんなところに出てきました。

「チュギャンムナチェホンマウル(죽향문화체험마을)」
文化体験センターです。

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韓国では、長い間人気のあるKBS「1泊2日(1박2일)」という
バラエティ番組の撮影がここであったんです。

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韓屋に出演者達がとまりました。
韓屋民宿体験場(한옥민박체험장)です。
2009年2月1日、2月8日に放送されました。
私もこの放送少し見ましたo(^-^ )o

ここで、一人で写真を撮りまくっていたら、この「チュクノクエン」で働いてるおじさんに
「一人で写真撮って何してんの?」って声を掛けられました。
最初はちょっと恥ずかしかったんですが、なかなかいいおじさんで、
写真をたくさん撮ってくれました。
そして、こんな白いかわいい~犬を連れていました。

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私が「日本人」というと、ますます親近感を持ってくれたようで、

1泊2日メンバーが泊まった「韓屋」に入らせてもらって、

ぶどうと柿をご馳走してくれました。

おじさんにここの施設は1泊いくらくらいかと聞くと、1泊100,000ウォンくらいでした。

ただ、何人泊まっても同じ値段だし、韓屋は普通の家で広いので4人くらいで来たら、

すごく安く泊まれるし、韓国の文化も味わえていいんじゃないかと思います。

 

ここでは、週末韓国の伝統芸能である「パンソリ(판소리)」もやるそうです。

おじさんは「今度は日本の友達と来て!!」といって、連絡先を教えてくれました。
私の連絡先も聞かれましたが、いくらいい人でもやっぱり初対面でよく分からない人に
携帯番号を教えるのはちょっと・・・と思って、おじさん、ごめん!!
違う番号を教えてしまいました。

昔、それでめんどうくさいことにもなったし、
教えないほうがいいと思って。。。

でも、本当に親切にしてもらました。
このくらいの年の人なら、日本に対して良くないイメージを持っている人も多いだろうし、
更に女一人旅だとなんか怪しまれるかと思ったけど・・・。
おじさん、ありがとね!!

 




さて、この体験場の中には色々な記念物が保存されています。

まず「송강정(ソンガンジョン/松江亭)」

 

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전라남도 기념물 제1호(全羅南道 記念物 第一号)
전라남도 담양군 고서면 원강리(全羅南道 タミャン郡 コソミョン ウォンガンリ)

조선 선조 17년(1584) 송강 정철이 창평에 내려와 4년동안 은거생활을 하였으며,

당시 머물렀던 초막을 죽록정이라 하였다.

현재의 정자는 1770년 후손들이 보수하고 송강정으로 고쳐 불렀다.

송강 정철은 임금에 버림받은 자신의 심정을 님과 이별한 여인의 심정으로

대표적인 가사작품인 「사미인곡」 과 「속미인곡」을 지었다


朝鮮宣祖17年(1584年)”ソンガンジョンチョル(松江鄭澈)”が


チャンピョンへ来た4年間隠居生活をして、

当時泊まった庵を「ジュクロク亭(竹緑亭)」と言った。

現在の東屋(亭)は、1770年後の子孫達が補修し、

「ソンガン亭(松江亭)」と新しい名前をつけた。

”ソンガンジョンチョル”は、王に捨てられた自分の心情を、

恋人と別れた女性の心情として、

代表的な詩歌作品である「思美曲」と「續美人曲」を作った。

 

ここで歌を詠んだんですね。
確かに、日本でも「竹」は昔の詩歌の中でもよく使われていますからねぇ。
こんなに多くの竹がある静かな空気の綺麗な場所にいたら、一句詠みたくなりますね。

ここも多分伝統的な韓屋で、有料で泊まれるようになっていましたが、

中は宿泊者だけ出入りできるようになっていました。

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DSC01584 「식영정(ソクヨンジョン/息影亭)」

 

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전라남도 기념물 제1호(全羅南道 記念物 第一号)
전라남도 담양군 남면 지곡리 (全羅南道 タミャン郡 ナンミョン チゴルリ)

이 정자는 1560년 서하당 김성원이 장인인 석천 임억령을 위해 지은 것으로

인근 소쇄원,환벽당과 함께 한 마을의 세명승으로 일컫는다

김성원은 송강 정철의 처외재당숙이나 동문 수학한 인연을 갖기도 하였다.

송강 정철은 이 정자에서 바라다보이는 수려한 자연경관을 주제로

성산별곡을 창작하였기 때물에 송강문학의 산실이라 할 수 있다

この東屋は、1560年文学者”ソハダン キムソンウォン(棲霞堂 金成遠)”が、

義理の父である”ソクチョン インオクリョン(石川 林億齢)”のために建てたもので、

近くの「ソセウォン(瀟灑園)」「환벽당(環碧堂)」と一緒に

”1洞之三勝”と称されていた。

”キム・ソンウォン(金成遠)”は、”ソンガンジョンチョル”の妻外再堂叔で、

同門で学問を修めた縁もある。

”ソンガンジョンチョル”は、この東屋から見渡す秀麗な自然景観を主題とし、

「ソンザンビョル曲(星山別曲)」を創作したため、ソンガン文学を産み出したといえる。

すみません><

「처외재당숙」が分からなくて・・・なんだろ??
多分血縁関係のことだと思うけど・・・
ここでも「成遠」という人が詩歌を詠んでますね。

そして、ここからもう少し歩いていくと
ミョンアン亭(면앙정)と、シクヨン亭(식영정)というところに出ます。

二つの「亭」の前にはとても大きな池があり、木で作られた橋が渡してあります。

 

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橋を渡ったところにみえるのが・・・
면앙정(ミョンアン亭/俛仰亭)

 

전라남도 기념물 제6호(全羅南道 記念物 第6号)
전라남도 담양군 봉산면 제월리(全羅南道 タミャン郡 ボンサンミョン ジェウォルリ)

면앙 송순(1493~1582)은 현 봉산면 기곡리 출생으로 면앙정은 벼슬을 버리고

잠시 고향에 머문 중종 28년(1533)에 처음 건립하였다.

면앙은 이곳에서 기대승,고경명,임제,장철등 후학을 길러냈던 유서 깊은 곳이다.

면앙정가는 면앙정 주변의 경치와 사계절,작가의 풍류생화,

임금의 은혜에 감사하는 내용을 담은 가사작품이다

”ミョンアン(俛仰)ソンスン(宋純)”(1493~1582)は、

現:ボンサンミョン キゴッリ生まれで、

ミョンアン亭は官職の地位を捨てて、

しばらく故郷に帰った中宗28年(1533)に初めて建立された。


ミョンアンは、ここでキデスン(奇大升)、コギョンミョン(高敬命)、

インジェ(林悌)、ジョンチョル(鄭澈)など、

後の学者達を育てた由緒深い場所である。

「ミョンアンジョンカ(傘仰亭歌)」はミョンアン亭周辺の景色と四季、

作家の風流な生活、王の恩恵に感謝するという内容を込めた詩歌作品である。

 

この他にも「광풍각」「청죽헌」「죽로차 교욕장」「죽로차 제다실」がありました。

いや~、翻訳大変だったけど、このタミャンで、

昔の朝鮮時代の文学者達がたくさん歌を詠んだということが分かり、

このタミャンの情緒深さを改めて感じることができました。

行った場所について歴史や文学の観点から深く知るともっと旅行が楽しくなる。
思い出がより鮮明に残る。
その場所にもっと愛着が湧く。

親切なおじさんに出会って、竹から放出されるマイナスイオンもたくさん浴びて、

PM4時半頃、この「チュクノクエン」を後にしました。

 

チュクノクエン(죽녹원)へのアクセスはこちら↓

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営業時間:AM9時~PM7時(年中無休)
入場料:大人1000ウォン、青少年、軍人:700ウォン、子供:500ウォン
問合せ:061-360-3244
アクセス:전라남도 담양군 담양읍 향교리 산 37-6

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