日韓「マダン（ひろば）」の森へおこしやす

韓国での生活も早７ヶ月目。

 

去年１１月にここに来た時は、冬だったのにもう梅雨の時期です。

 

インターネットによると、

日本も例年より梅雨に入るのが半月くらい早かったそうです。

 

韓国の梅雨は、零年６月末くらいから梅雨に入るそうですが、

韓国も例年より少し時期が早いのか、 最近よく雨が降ったり雷が鳴ったりしています。

 

 

今月の６月６日（金）は、韓国の祝日がありました。

「현충일」という日で、国土防衛に命を捧げた人の忠義をたたえて

亡くなった人たちの霊を慰める日だそうです。

 

 

前からこの日は、学院達の先生と日帰りで

どこか遊びに行こうと計画を立てていました。

 

もう韓国に来て7ヶ月目になるのに、

仕事の為あまり韓国をゆっくり旅行したり見て回ることが出来なくて、

私自身も授業の時学生から韓国の地名を言われても、

分からない場所がたくさんあります。

 

だから、こんな休みを利用して、

まだ行っていない場所に行こうと思いました。

 

今回は「제부도（チェブ島）」という島に

学院の先生達と４人で行きました。

 

日本人先生３人、韓国人先生１人です。

 

元々「樹木園」に行こうと思って、

韓国人の先生が色々調べてくれてたんだけど、

そこに行くために乗るバスの座席が予約で満席だったので、

急遽前日の夜に行き先を変更することにしました。

 

いやぁ、急遽予定を変更して行ったものだから、

色々なハプニングがありました……

 

まず、この島。

 

島までは陸と島を繋いでいる道があって、

その道をバスが走っています。

 

けど、その道があるのは、引き潮の時だけ。

 

満潮になると、道がなくなって、陸へ戻れなくなってしまうのです。

 

この島にカップルで行くと、帰れなくなるからロマンティックなんですよ～って

学生に聞いたことがあって

「へぇ～、そんな島もあるんや。一回行ってみたいなぁ。」と思っていました。

 

満潮になるのは夕方の５時くらいだと聞いていたんだけど、

なんと私たちが行った時には、運が悪かったのか、

通常より早く満潮になって４時半に道がなくなってしまったのです！！！！

 

出発時間は１２時半で、バスを２回乗り換えて、

私たちは３時くらいに島に着きました。

 

 

韓国では、島に行くと島でとれる「貝」を

網の上で焼いて食べる「조개구이（貝焼き）」のお店がたくさんあります。

 

日本では、日帰りで海に行っても、

海の近くで料理を食べることがありませんでした。

 

韓国では、島や海に行くと、

必ずお刺身や海産物を食べられるお店がたくさん並んでいます。

 

島に着くやいなやすぐお店に入って、

貝と海老をたらふく食べた後、

칼국수（手打ちうどん）を食べました。

 

４人で３人前を頼んだけど、

３人前でもめちゃくちゃお腹一杯になったぁ～。

 

幸せ！！   と思ったのもつかの間・・・。 

 

食べるだけ食べて帰ろうと思って、

４時１５分くらいにバスに乗ると

バスのおじさんがなんか電話で話してる・・・。

 

「何があったの！？もしかして、島から出られないんじゃ・・・」と思ったら、

本当に島から出られなくなってしまった。

 

 

なんと、８時半まで島から出られない！？

 

 

とりあえずバスから降りたものの、

島の中にはカフェすら一軒もない。

 

とりあえず木で作られた橋があったので、そこを見物したり、

灯台の近くに行ったりしたものの、見て回る場所がない。

 

本当は、夕日がとても綺麗なところらしいのですが、

私たちが行ったときは、天候がそこまで良くなかったから、

夕日も綺麗に見えませんでした。

 

 

私たちは、ずっと「有り得ない！！！！」の言葉を連発。

 

結局、２時間くらいブラブラ歩いて休憩した後、

バスの中に戻ってまた動くまでず～と待っていました。

 

 

そうそう。

 

 

バスの中は人がいっぱいで、

座れないおじさん・おばさんが外から持ってきた

発泡スチロールを座布団にして、床に座っていました。

 

そういう光景を見ると、

 

「あぁ～、韓国っぽいな」って思います。

 

 

そして、家に帰れたのは、１１時。

 

 

帰りのバスでは皆熟睡。

 

でも、こんなハプニングありの旅も、

忘れられない思い出として心に残るから

結果的にはとても良い旅でした！！

　

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