突然ですが、先日人生で初めて骨を折りました。

 

原因はなんとマリンスポーツです。

 

ビッグマーブルというのでしょうか?

正式名称は分かりませんが、4人乗りの大きなチューブに乗って

ボートに引っ張られながら水上を進むものです。

↓こんな感じのものです。

1

 

ボートに乗る時は取っ手をつかんで乗りますが、体を固定するところはありません。

逆に足を固定してしまうと危険なので、やり方は間違っていないのですが、

最初から明らかに安全とは言えないスピードで進んでいきました。

 

今日は友達の友達も含め、

4組のカップルor夫婦が集まり、マリンスポーツを楽しみました。

1人18000ウォンで2種類のマリンスポーツができるのと、

最近韓国のCMや番組などでよくされている

ブロブジャンプ(블롭점프/blob jump)というものを無料でできるコースでした。

 

友達の車でカピョン(가평)という所まで行きました。

 

その日はお天気もすごくよく、マリンスポーツ日和。

 

まず水着に着替え、受付を済ませたあと、

救命チョッキを借り荷物を置きに行きました。

 

安いからなのか、列を作って待っている人でいっぱい。

私たちもおとなしく並びました。

 

マリンスポーツで一番人気なのが、

フライフィッシュ(플라이피쉬)というもの。

 

↓こんなものです。

2

 

大きなチューブに仰向けになった状態で取っ手をにぎり、

ボートに引っ張られながら進んでいくうちに、

そのスピードで水面からチューブが少し浮きます。

 

それをしようと30分くらい待ったのですが、

私たちの少し前で一時中止になりました。

その時は待っている人が多いから一時中断されたようだとみんな言っていましたが、

あとから聞いたところ、どうやらこのフライフィッシュでも

怪我人が出て中断されたようです。

 

 

フライフィッシュができなくなったので、

8人用のビッグマーブル(すごい!)に乗ってみんなで楽しむことにしました。

前に5人、後ろに3人ですが、前の2人はうつ伏せになって寝転び3人は座ります。

 

後ろの3人は立つのですが、私は夫と後ろに立つことになりました。

この時はそこまでスピードも出ておらず、楽しく終わったのですが、

うつ伏せになっている男性2人は結構ハードだったようで、

始終、水しぶきを顔に浴びていたようです。

 

そのあとは湖に入ったり、

併設されていたトランポリンで遊んだあと、ビールを買って少し休憩。

 

それから、男性3人と女性1人はブロブジャンプに挑戦したのですが、

旦那はこのブロブジャンプで鼓膜が少し破れてしまったのです。

鼓膜が破れたというか中耳炎のようなのですが、

ずっと耳鳴りがして気持ちが悪かったそうです。

ブロブジャンプというのは、 大きい縦長のエアマットの端っこにいる人を、

別の人の落下の重力により高く飛ばすものです。

↓こんな感じです。

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私も最初はしようかと思っていたのですが、

近くで見ているとだんだん怖くなってきて見るだけにしました。

 

特に女性は軽いため、男性よりも高く飛び上がり、湖に落ちた時の衝撃が激しいのです。

男性陣は最初は上から飛び降りるほうに挑戦しました。

 

1人だと下にいる人が危ないため、2人で一緒に飛び降りるのですが、

これもタイミングが合わないと落下するときにお互いぶつかってケガをしそう。

女性は上から飛び降りるのは危ないのでダメだそうですが、

スポーツ万能そうな女の子2人が特別に挑戦させてもらっていました。

でも運営している業者の上の人が来て、

「女はダメって言っただろう。何でやらせるんだ」とちょっともめていたのです。

結局、女の子は飛び降りていましたが、ヘルメットの貸与も何もなく

安全だとは思えませんでした。

 

そのあと夫がエアマットに降り、下から飛び上がるほうに挑戦。

飛び上がったあと、湖に落ちるのですが、

夫はこの時横向けに落下したせいで、耳に衝撃を受けました。

 

ブロブジャンプが終わったあと、もう1種類のマリンスポーツをするため、

先ほどのようにまた列に並びました。

 

今度は少数で乗るものがいいと思っていたのですが、

待ってる人が多いからか4人乗り用のビッグマーブルを進められました。

 

私たちが待っている時も、同じ物に乗った男性が戻ってきた時に

ぐったりしてかなり疲れているのを見たのですが、

今までマリンスポーツで恐怖を感じたことはなかったので、

大丈夫だろうとは思っていました。

 

でも私たち8人のうち4人が先に乗り、引き返してきた時も

半端じゃないくらい激しくて水を浴びてびしょびしょになっていたので、

これはもしかしてヤバいかも。。。と不安に。

 

男性が端に座り、女性が真ん中に座りましたが、

最初からかなりのスピードを出してきました。

最初はキャーキャー言っていましたが、

そのうち息をするのも苦しくなり、声も出せなくなりました。

水しぶきを浴び、目も開けられず、「これは落ちるな」と本気で恐怖を覚えました。

横にいた女の子も、運動は苦手なようでかなり怖がっていたと思います。

 

私は必死で取っ手をつかんでいましたが、

カーブをする時もスピードを緩めなかったので耐えきれず、

気づいたら宙に浮いていました。

 

湖へ落下しましたが、

運転している人はしばらく気づかなかったようで

何メートルか進んでいました。

 

そのあとボートを止め、友達が助けにきてくれましたが、急に左肩に痛みを感じました。

ボートに乗せてもらおうと思いましたが、

ボートに乗るためには自力でボートの方まで行かないといけないということ。

この痛みでは到底無理だと思ったので、とりあえずチューブに上がりました。

 

この時も運転手はかなり不親切で、

むしろ「何で落ちるんだよ」って面倒くさそうにしているのが感じられました。

 

恐怖を感じてしまい、一刻も早く引き返したかったので、

スタート地点まで戻ることにしました。

でも、戻る時もまたスピードを出しかけたので、

夫や友達が「ゆっくり行ってください」と叫んでくれました。

 

ホントに何考えてるの!?ってさけびたかったけど、

肩がどんどん痛くなってきて「痛い」としか言えなくなっていました。

 

痛くて歩けなかったので夫に支えてもらい、桟橋に降りました。

とりあえずイスに座ると、応急処置できる人がいるということで、

男性スタッフが来ましたが、「痛いなら脱臼かな」と外れた肩を戻そうと

腕を動かされましましたが、

あとで考えるとこの応急処置が問題でもっと悪くなったような気もします。

治るどころか痛くなってきたのでやめてもらい、

痛み止めのスプレーだけかけてもらいました。

その間に友達がスタッフの人にケガをしたことを伝えたのですが、

「病院に行ってください」のひと言で終わり。

病院がどこにあるかも聞くまで教えてくれず、

「市内バスターミナルのほうまで行けばある」と言われただけだったそうです。

 

 

結局、車で市内のほうに向かっていくことにしましたが、

少しの振動でも激痛が走るし、顔が青ざめていくのが自分でも分かりました。

しかもよりによって、でこぼこ道が多い><

 

ナビでは病院が出てこなかったので、

近くにないのではという不安がよぎりましたが、

バスターミナルのほうに行くと本当に外科がありました。

 

1人で歩くのもつらい状況だったので、支えてもらいながら病院へ。

 

レントゲンを取って見てもらうと、あっさり「折れてますね」とひと言。

骨が折れるなんて初めてのことなので、かなり驚きました。

手術の可能性もあると言われ、

とりあえず応急処置でお決まりのケツ注射と

固定バンドをはめてもらうことになりました。

 

その時、看護師が治るまで最低2か月かかると言ったので、これまたびっくり。

 

なぜなら、その週の木曜日から日本に帰る予定になっていたのです。

日本に帰れないかもしれないというショックと

痛みと仕事はどうしようという心配で、パニック状態。

 

とりあえず、この病院では応急処置をしてもらっただけなので、

家の近くの大学病院に行くことになりました。

 

 

車が混む時間だったので、3時間くらいかかりましたが、友達が乗せていってくれました。

着替えることもできなかったので、上は水着にカーディガンをはおっている状態。

日曜日なので救急で行ったのですが、診察待ちの人がかなりいて、

2時間以上待たされました。

早く診てもらいたかったのですが、私よりひどいケガの人がいっぱいいたので、

優先的に診てもらうこともできず。。

 

診察前に事故当時の状態を簡単に聞かれたのですが、

その時の医者?の態度が気に入らなくて。。

 

女性だったのですが、愛想もなく

質問されたことと少し違うことを答えただけで、

「そうじゃなくてなぜケガしたかって聞いてるでしょ」とつっけんどんな態度。

隣にいた男性の医者も、

「左肩をケガしたのになんでリュックを背負ってるの?痛くない?」

リュックじゃなくて固定バンドだっつーの!

あきれてものを言えないってこういうことですね。

 

 

この人たちが診察するわけでないのは分かりますが、

病院で働いてる人たりには変わりありません。

なのに、こんなにも無知でいいんでしょうか。

そして、病人を小バカにしたような態度。

いくら救急で忙しいからとは言え、ひどすぎます。

 

とりあえず先にレントゲン検査だけ終え、待つこと1時間。

 

ようやく整形外科医がやってきましたが、

まず夫だけ呼ばれ、レントゲンを見ながら状況を説明されました。

その医者によると、骨は折れているが、手術をせず治るケースのほうが多いということ。

ただし骨折をしている箇所があるから、

もう1人あとから来る先生に診断してもらうということでした。

そこからまた1時間くらい待ち、ようやく私の番になりました。

 

 

今度は夫と私と2人が呼ばれて、診察を受けましたが、

診察というほどでもなく

「明日、肩専門の先生の診察を受けて判断しましょう」ということでした。

 

とりあえず、固定を強化するために三角きんをもらいましたが、

「先ほどの先生が骨折もしてると言っていたんですが、

そこは大丈夫なんですか」と聞くと、

またしばらく待つように言われ、

「念のため、CTを撮りましょう」とのこと。

 

大した治療も受けられなかったのに、終わったら11時を回っていました。

 

 

今回の件で学んだことですが、

もしこのような突発的な事故が起きた場合でも、

焦らずにまず警察と救急車を呼んでください!

 

 

夫の知り合いに警察官がいるので、

刑事訴訟をできるか聞いてみたのですが、

その時に警察を呼ばないと証拠がつかめないので、あとから調査ができないようです。

 

ほかにも同じようにケガしていた人もいたし、

絶対に免許を持ってない人もいたと思うので、

その場で呼べなかったことを思うと悔しくてなりません。

 

交通事故ならすぐに警察を呼んでいたと思うのですが、

マリンスポーツで事故という思いがけない出来事に出会ったので、

全員戸惑ってしまいました。

 

 

そして、特に韓国でする場合は気を付けてください。

見ていて少しでも危険だと感じたり、

安全に関する説明をされなかった場合はやめておいたほうがいいと思います。

 

今回、大きなケガをしたのは私と夫ですが、

一緒に行った友達のほとんどが、ひどい筋肉痛で数日、苦しんだそうです。

 

ちなみに韓国で警察に通報する時は112番、救急車は119番です!!

 

 

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コメント一覧
  • 本当に大変だったんですね・・・。
    怖い思いをさせられた上、怪我まで。
    しかも、施設も病院の対応もひどすぎます!!
    読んでいるこちらが腹が立つほど。
    韓国では怖くてマリンスポーツは一切できませんね・・・。

    今はだいぶ回復されましたか??
    日本に帰れず、お仕事にも影響が出て本当災難でしたね。
    完治するまでは無理されないように、お大事に・・・。


    2013年10月22日 10:54 | なゆ

  • なゆさん、コメントありがとうございます!

    昨日病院でレントゲンを撮ってきたのですが、ほぼ骨はくっついたということで
    通院は終了しました!2か月くらいは激しい運動はできませんが、
    日常生活には問題ないようです^^

    海外旅行に行っても、マリンスポーツって何回かしたことあったし
    身に危険を感じることって今までなかったんですが、
    これからは危ないスポーツはちょっと控えたほうがいいかなって
    実感しました。。。
    韓国だから、ケガをしてもすぐ病院に行って対応できたけど、
    ほかの国で同じような状況になったら・・・と思うと恐ろしいですね。

    韓国は車の事故なども多いので、なゆさんも気をつけてください><


    2013年10月22日 18:21 | Gatuchan

  • Facebookで、ケガをされたことは知っていましたが、こんな経緯があったんですね。
    それはないやろ~!!ってマリンスポーツの運営会社や、病院の対応ですね。。。
    これが旅行で、現地の言葉があまり分からずにトラブルに巻き込まれたらと思うと怖いですね。

    お大事になさってくださいね!!


    2013年10月26日 15:40 | だりちゃん

  • ありがとうございます。
    私もまさかこんなケガをするとは思わなかったので、本当にびっくりしました。
    結果的に診てもらった先生の判断は正しくて信頼できたんですが、最初はその病院が信用できなくて、病院にも何か所か通いました。中にはお金のためにすぐ手術を勧める人もいて、病院もよく選ばないといけないんだな~って痛感しましたよ。
    無理するとまだ少し痛むので、当分は激しい運動や重い物を持つのは控えようと思いま~す。


    2013年10月27日 23:29 | Gatuchan

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